Interview|UM(うめ)
年100回コスプレ!?男装コスを極める「UM(うめ)」さんを独占取材!バイタリティの高い彼女のコスプレ事情をお聞きしました。
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Q1:コスプレを始めよう!と思ったきっかけは?
もともとアニメや漫画の世界に踏み入れる機会がなくて、コスプレとは無縁の世界にいました。たまたま大学生の時に後ろの席にいた子が、オタクでコスプレもしていて「なんだかアニメの世界っておもしろそう!」が始まりの一歩でした。アニメの世界に足を踏み入れてからすぐにコスプレをしたわけではなく、1年くらいは憧れのコスプレイヤーさんをネットで追いかけたり、コスプレ雑誌を買って“見る”のみの活動をしていました。
あまつきに出てくる「空五倍子(うつぶし)」というキャラクターに惹かれコスプレをしてみたい!という興味はあったのですが、やる機会がなかなかなく…そんな時に大学の友人から「合わせをしようよ!」と声を掛けられたのが、自分がコスプレをするきっかけでした。初めてコスプレをしたのは「緋色の欠片」の「大蛇卓」です。一度コスプレをしてみると、次はあの作品の合わせをしようよ!と、予定も出来てきてどんどん深みにはまっていきました(笑)
Q2:ウィッグはどこのメーカーさんをよく利用しますか?
エアリーさん、クラッセさんです。ストロボを使った撮影を多くするので、フラッシュを焚くときにテカらないウィッグを好みます。テカりが強いウィッグに関しては「洗う」と落ち着くことが多いので、一度毛質を殺します(笑)また、生え際があるキャラクターに関しては、シペラスさんを愛用しています。生え際が自然に作れるので、オールバックなどのキャラクターをやる方にはぜひオススメします!
Q3:カラコンはどこのメーカーさんをよく利用しますか?
アシストさんのShiny Edge シリーズ、クオリテさんのラムネ、紫陽花を愛用しています。Shiny Edgeは、茶フチで直径も大きすぎないので男装でよく使用しています。クオリテさんのカラコンは、ラムネはうた☆プリのカミュに、紫陽花はヘタリアのロシアに使用しています。
Q4:(小道具)制作やウィッグセットのコツはありますか?
ぜひコスプレイヤーさんに実践して頂きたいことがあります!「ウィッグの根元」を持ち上げてふわっとさせてあげてください。写真写りも格段に違いますし、ウィッグの顔の馴染みが良くなります。丸顔に悩んでいる方は、顔がシュッと見えますのでぜひ参考になりましたら嬉しいです。ウィッグの根元を持ち上げてあげて、スプレーとドライヤーを交互に使用すると、セットすることが出来ます。
▼UM(うめ)さんが作るウィッグの根元部分
Q5:UMさんのおすすめ美容法は?
ストレスを全くためないことです!コスプレによって日々ストレス発散がされています(笑)。じつは年間100回くらいコスプレをしています。多い時は週に3~4回のペースで撮影をするので、もはや生活の一部になっています。ストレスの発散をするからか、コスプレをした次の日のほうが肌の調子が良くなります!あとは、日ごろから自分を甘やかさないようにしています。健康法?になるかは分かりませんが、暑い時は暑いまま、寒い時は暖房をつけないようにしています。風邪をひくことが全くないです。
Q6:ここは譲れない!というコスプレのこだわりポイントは?
衣装のシルエットを出すのを大事にしています。2次元のキャラクターを3次元に持ってきたときの仕上がり、まさに中間を目指しています。4歳からクラシックバレエをしていて、自分で衣装を作ることがあったため、コス衣装の制作も自分でやるようになりました。合わせとかではない限り95%は自分で衣装を手作りしています。
二ヶ月間のハイパー制作期間が終わった、、、14着www
まぁまぁヤバ目の衣装もちょいちょい挟んでたからずっと作り続けてたなんとかやりきったぞー!! pic.twitter.com/MgOS5xbVVj— UM【1日目東8も15a】 (@ume02) 2017年11月7日
上下1着の制作時間はスーツですと1時間で作り、造形が多いものは1日くらいで作り上げることが多いです。パーツが多かったりすると2~3日ほど掛かります。男装特有のシルエットを出すには、女性とまったく構造が違うので「腰の位置・肩幅」を特に気を付けて衣装を作っています。
衣装のことを多く語りましたが、実は衣装制作より「ウィッグ」のほうに時間が掛かってたりします(笑)コスプレの過程で一番好きなのがウィッグ制作でして、何時間でも触っていることが出来ます!
ヅラはいぱーかわゆくできたどー pic.twitter.com/mpp2TTglfZ
— UM【1日目東8も15a】 (@ume02) 2017年1月27日
Q7:一番思い入れがあるコスプレは?
言わずもがな…ですが、うたの☆プリンスさまっ♪「神宮寺レン」君です。もともと3次元のアイドルが好きで追っかけをするほどだったのですが、うたの☆プリンスさまっ♪を知り、神宮寺レン君を作品を通して好きになり、コスプレをするようになりました。
レン君のコスプレをするまでは同じキャラを何回もする、ということが少なかったのですが、レン君きっかけで同じキャラクターに何度も挑戦して、自分の中で次はこうしよう、ああしようと試行錯誤するようになりました。この時、コスプレを通して「キャラクターに近づく」という感覚を知ることが出来ました。レン君だけでウィッグを40~50個、衣装も80着以上製作をしてきました。また、彼がきっかけで「サックス」も始めるようになりました。マイ楽器を購入して、時どき一緒に撮影もしています。
ぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁ
サックス
来た
????
銀色の本体に銀色のキーそして装飾の美しさ半端ねぇ泣いてる pic.twitter.com/KDqoQOtJ5h
— UM【1日目東8も15a】 (@ume02) 2016年7月6日
Q8:最近熱いキャラクターやアニメは?
うたの☆プリンスさまっ♪のQUARTET NIGHT(カルテットナイト)に所属する「カミュ」です。もともと好きなキャラクターだったのですが、最近カルナイのコスプレをよくするようになりました。コスプレをする度に愛着がわいて、今では写真集を作ってしまうくらいに好きになりました!
アイドル繋がりになりますが、アイナナ(アイドリッシュセブン)も大好きです!
Q9:お気に入りのロケーションは?(イベントやスタジオ)
スタジオルシエル(Photo Studio Le Ciel)さんがお気に入りです。サンプルの撮影でお声がけ頂いたのがきっかけだったのですが、スタジオ内にグランドピアノがあったりと、まさにアイドル撮影が好きな人のためのスタジオさんです。
また、スタジオ外ですと自室で撮影も行うことがあります。バック紙を背景に敷き、自分でライティングを組んで撮影しています。お友達が家に来るときはシャッターを押してもらったり、時には三脚で撮影することもあります。
UMお気に入りの歴代宅コス自撮り写真達? pic.twitter.com/QFG9YkZiyr
— UM (@ume02) October 3, 2016
Q10:コスプレの面白エピソードなどはありますか?
おもしろエピソードは沢山あるので選びきれないのですが、雪ロケに行った時のことが印象に強く残っています。
じつは、ロケ地にあまりにも雪が積もりすぎて、橋の上で撮影をした際、橋との境目が分からず川に落ちてしまったんです…(笑)その時走馬燈が見えたのですが、田舎生まれの知恵で「川の流れに逆らってはいけない!」と思い、少し流されて難を逃れました。沖にあがったあと「せっかく水に濡れたのに撮影をしていない!」とハッとなり、カメラマンさんに「もう一回川に入っていい?」といった記憶があります(笑)改めて自分のバイタリティに驚きました(笑)
皆さんもロケでの撮影は、くれぐれもお気を付けください…!
Q11:UMさんの普段(素顔)はどんな感じですか?
中学生のころから吹奏楽をしていたので、今は楽団に所属しています。
また、吹奏楽部上がりのコスプレイヤーさんが結構多く、コスプレイヤー兼吹奏楽好きが集う「レイヤー吹奏楽」や、響け!ユーフォニアムが大好きなコスプレイヤーが集まった「ふこうよ吹奏楽」という企画にも参加していました。
リハ中のレンくんでフルート吹いてる写真貰った〜
コスプレでパフォーマンスとか初めてだったけど楽しかったな〜〜#レイヤー吹奏楽部 pic.twitter.com/IWDWSy3zF5— UM【1日目東8も15a】 (@ume02) 2016年5月30日
▼「ふこうよ吹奏楽」の演奏の様子
Q12:UMさんにとってコスプレとは!?
コスプレは「愛のアウトプット」だと思っています。
私は絵を描くことが出来ないので、コスプレを通してキャラクターの表現をしています。想像以上に魅力的な趣味で、歳を取ったらおばあちゃんのコスプレが出来るし、一重ならきりっとしたキャラクター、ふとったらぽっちゃりしたキャラクターができる。自分の一番当てはまる位置を、コスプレは見つけることが出来ます。コスプレを始めてから「UMさんの顎が羨ましい」と言われることがあり、自分のコンプレックスを違う視点で見ることが出来ました。コスプレは、しわくちゃになってもやめることの出来ない「ライフワーク」だと思います。
また、私がコスプレをし始めてから、ずっと憧れていたレイヤーさんに会い、撮影をさせて頂いたり、その方が表紙を飾ったコスプレ雑誌に、いつか私も載りたい!という夢も叶いました。自分の取り柄は「行動力」だと思っているので、今後も興味に惹かれながらコスプレを楽しんでいきたいです。
Q13:今後の活動を教えてください!
2018年はコスプレしながらも、「カメラ」に重きをおいた活動をしていきたいと思っています!
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AFTERWORD|取材後記
コス研インタビューを終えて
以上、UM(うめ)さんのインタビュー内容をお届けしました。
第8弾のインタビューとしてご紹介しましたUMさんは、コスプレに対して常にストイックで、自分自身を追い込みながら、コスプレの「理想」を磨き上げている印象でした。
UM(うめ)さんの男装コスプレは、まさに「2次元と3次元」のバランス間隔が絶妙で、こだわりぬいている所が、全てそのバランスに繋がる箇所ばかりです。
取材の際、特に「ウィッグ」に関して語っているときの楽しそうな声も印象的でした!
また、1年間のコスプレ数が想像以上で何回も聞き返した思い出もあります(笑)
みなさまのコスプレ活動のお役に立てれば幸いです。
突然ですが、刀剣男子好きの皆様にまたまたニュースです!
みなさまの声にお応えして「第2回コスらぼっ!in深大寺コスプレイベント」も2018年3月10日(土)に開催されますよ♪
梅の咲く時期に「春の訪れ」をコスプレを通して楽しみませんか?
【告知・要予約】コスプレイヤーさんの声にお応えして「コスらぼっ!in深大寺」第2回開催!風流な「春の訪れ」をコスプレで楽しもう
日時:2018年3月10日(土)AM 9:00~PM 15:00
会場:深大寺(東京都調布市)
定員:200名▼イベントの詳細・予約はこちら!https://t.co/17VtAEHLc6#コスらぼ pic.twitter.com/TagrpPBqw4
— コスプレSNSアプリ コスらぼっ! (@coslab_official) 2017年12月26日
コスらぼっ!運営事務局